<font color="F8F8FF">恐怖のイカ飯</font> | ◆クモノイト◆

<font color="F8F8FF">恐怖のイカ飯</font>

以前から作ろうと思っていたイカ飯に初挑戦。

ネットでレシピを調べ、いざスーパーへ。

はいはい有りましたよスルメイカ刺身用。つまり生ね。

刺身用で煮物するってのは贅沢この上ない事だと思うのですが、

イカに美味いかに賭けてる拙者にとっては、ここら辺は譲れぬのです。

むふー。

( ゚Д゚)y─┛~~


イカをばらすのはもちろん初なので、本みたりネットで調べたりしました。

普通魚介類って内臓はバラしたら捨てる物みたいですが、

イカの場合ワタだの墨だのむしろ中身の方が重宝されてんじゃないですかねコレ?

でも俺は塩辛とかダメだからなー捨てるしか~、と考えてたのだが、

先刻母方の祖母が作った自家製塩辛食って評価一変。

ウマ!ウマウマ~!!(*´Д`)

メッサうまいやんコレ。

作り方も簡単みたいなので、イカ飯作るついでに作ろうと画策。


んでイカばらしなのですが・・・。

まずはヌルヌルとした体を軽く水洗い。

イカくさッ!

当たり前か。(w

それから胴と足を切り離す。

切り離すっていってもハサミとか使う訳では無い。

胴の付け根から中に指を突っ込み、内臓と胴が繋がってる部分をちぎるのだ。

「ニュプ、ジュプププ・・・」とヌメった音が響く。

いや~なんかコレ、あの・・・アレしてるみたいだね。

(*´Д`) ・・・。


なんとか胴と内臓を切り離し、足を引っ張る。

オレンジ色のツヤツヤした綺麗なワタと白いモツが引き抜かれてくる。

ん~、なんてシンプルな作りなんだオマエ等は。

と、よく見ると何やら長さ4~5mmの肌色の突起がちらほらと・・・。

あ、コレもしかして・・・。

さっき塩辛作りレシピ載せてたHPで言ってたアレ?

更に注意深く見て見ると・・・。


ウニウニウニウニ・・・ウニュ?

(lll゚д゚) ・・・。


アニサキスでした。


ワタの表面やら足の付け根やらに数匹。

さ・ら・に!

内臓抜いた胴の中を覗いてみると・・・。


ん、ンケひィィ~~~ッ?!!


って声出す程じゃないけどさ、ちょっとびっくりしたですハイ。

久し振りに鳥肌立ちましたわ~ええ。

そのまま内臓戻して捨てようかとも思いましたよ一瞬。

見なかった事に、みたいな。(w

でもね、でもね、ここで負けたら男じゃないって思ったんだよ俺。

勇気を振りしぼってさ、指突っ込んでつまみ出しましたよ。

結構ガッツリ食いついてんのね奴等。

確かにこいつ等胃に入れたらヤバイわな。

で、もう死ね死ねいいながらつまみ出しましたよ。

つまみ出してはまな板上に放り出し、包丁で一刀両断。

住居不法侵入罪と猥褻物陳列罪(意味不明)で死刑!

よって被告は斬首の刑!!

とか言いながらね。(w


なんとか全員処刑終了し、一安心。

もちワタは捨てました。

話によると、奴等はワタの中にも居たりするらしいので、

素人が生のワタで塩辛作るのはリスクを伴うのだ。

アニサキスは塩漬けや酢漬け程度ではくたばらないタフガイなので、

入ってたら最後、君のストマックにパイルダーオンだウニウニウニ~♪

って事になるね多分。

((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル


ちなみに彼等は冷凍すると死ぬらしいので、次は冷凍でもいいかな。

イカは冷凍してもさほど味落ちないみたいなんで。

冒頭では生最高みたいな事言いましたが、駆除作業は単純にめんどいし。

これからは基本冷凍たまに生。

にしよう。


その後はもう順調そのものです。

醤油をちょっと入れた水に40~50分程漬けといたもち米と、

吸盤取って細かく切ったゲソを混ぜて胴体にブチ込む。

口をつま楊枝で止め、煮立たせた煮汁に放り込み弱火で1時間。

アルミホイルで落し蓋してね。

たまに転がしてやるとイイ感じ。

煮汁は昆布&鰹節ブラザーズの出汁に、醤油とみりんと酒と砂糖。

俺はナンプラー入れるの好きなんでそれもちょっと。

煮詰まる頃にはテカテカと艶も出て、イカ飯らしくなってきます。

んで完成したのが↓



うお、ちゃんとイカ飯らしい!!

(・∀・)


食ってまたビクーリ。

予想より6割増しくらい美味かったですよハイ。

中のもち米の具合が気になっていたのですが、全く問題無し。

ホント美味い。

決して誇張ではありませぬよ~。


あえて文句つけるとしたら、

若干胴と耳が固かったので、もうちょい煮る時間短くするといいやも。

も少し米の量減らして味濃い目にしとけば、

煮る時間減らして身を柔らかく出来そうだね。

色んなサイトでレシピ見たけど、大体煮る時間40~50分だったからな。

中が生煮えという事態は避けたかったので時間長めに煮たんだけど、

この様子なら大丈夫だね。



いや~俺天才かと思った。(w