<font color="F8F8FF">愛する人よ お前は私の血</font>
モ・クシュラ~。
クソ忙しい師走の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
レンタル開始を待ちわびていた「ミリオン・ダラー・ベイビー」をやっと観ました。
クリント・イーストウッドという人について俺はダーティー・ハリーとかガントレットとか、
ガンアクション、西部劇の主人公というイメージを強く持っていました。
ぶっちゃけランボーのスタローンとかコマンドーのシュワちゃんとかと同じ扱い。
演技力より派手さとカッコ良さ。そういうキャラだと思ってましたね。
こういうハリウッドスターが監督した映画ってイマイチなのが多い印象を受けていたので、
広告や宣伝を見てもあまりそそられなかったのですが、
あるお方のオススメで観た氏の監督前作「ミスティック・リバー」を観て評価激変。
おお、こんなほの暗い闇と悲哀を表現できるのか、と。
ってか素晴らし過ぎでした。最高。
一気に好きな「監督」にランクイーン。
そして今作。
モーガン・フリーマンが出演してるだけでもう観る価値120%超なのですが、
監督自身も出演してるとあって、もう観る前から脳内麻薬出まくりです。
で、観たのですが・・・。
あのーなんでしょうね、ちょっと深過ぎて俺みたいな小僧以上オヤジ未満程度の人間にゃ解りませんね。
ハッキリ言って。
何不自由なくのうのうと生きてきた人が観て深く共感できる話では無いかと。
俺は映画というものは総合芸術だと思っております。
映画は「絵」「音楽」「物語」の組み合わせで、目に見えて聞ける「詩」なのかなぁ?と。
だとすれば当然観る側に要求してくるモノもあるワケだと思うのですよ、奥さん。
キイタ?( ゚д゚)オクサン(゚д゚ )アラヤダワァ
そしてこの作品はその観る側に要求してくるモノとやらがかなり高いのかな?と。
そのモノって何だよと言われると困るところなんですが、
なんとういか魂のレベルというか人生の経験値というか・・・。
(´д`)・・・。
この作品を観終えて一つ強く感じた事があります。
「これが、人生なんだな」と。
今まさに自分が「死ぬ」瞬間に、
「ああ、いい人生だったな」
と心から思える様に生きなきゃね。
20年後ぐらいにまだ生きてたら、またその時に観てみたいですな。