<font color="6666CC">深夜の徘徊者</font> | ◆クモノイト◆

<font color="6666CC">深夜の徘徊者</font>

8月26日。


新木場のクラブagehaへ向かう。

am1:00。

前回のディーゼル主催のイベントがすごく良かったので、

今回も期待していた。

お目当てはspace cowboy。

なんかアナログ買った気もするが、あまり覚えてない。

とりあえず有名でいい仕事をするらしい、と。

まぁまず外す事は無いだろうと思っていたのだが・・・。

長蛇の列を待つ事30分。

ほぼ満員の箱の中に入ると、フロアはすでに熱狂状態。

どれどれ、とフロアの後列に入ってみる。

・・・あ、ダメだ。

アカン、普通の4つ打ちじゃイケなくなってる・・・。

嫌では無いのだが、体を突き動かすフォースが湧いて来ない。

あちゃー、4500円払って失敗かな?

別にspace cowboyが悪いのでは無い。

よく聞きもしないで外タレって事だけでフラフラ来てしまった俺が悪い。

あーなんか皆さんすっごく盛りあがってるんだけど・・・、

俺、ダメだ。

(´д`)


やっぱブレイクスとかドラムンベースじゃないとイケなくなってしまってる・・・。

変化の無い単調なドラムだと、他の音が良くても満足しない模様。

言うなればモザイク有りAVに物足りなくなった厨房といったところか。

リチャードに脳をヤラれた・・・。

ダ、ダディー!!


あぁ、もう関心が音から逸れて、

なんでクラブの自販はこんなに高いのか?

ハイネケン600円てなんじゃぁ!

とかココロの中で叫んじゃったり、

今の時間首都高走ったら気持ちイイだろうなーとか、

全然関係無い事ばかり考え始めちゃいましたよ。

ダメだ、撤収・・・。


大きく溜息を漏らしながら外へ出ると、

他にも結構出てる人達が居た。

う~む・・・。

俺はさっさとバイクに乗り、臨海副都心の夜景を眺めながら、

首都高へと向かった。

高速の入口で高速券をおっちゃんに渡そうとしたら、

「もう使えないよコレ~」と言われた。

あ、8月までだったのね・・・。


汐留から乗り、湾岸を下っていざレインボーブリッジへ。

360°夜景のパノラマに囲まれながら、夜の風に体が溶けていく。

ハンドルを握る力を抜き、背筋を伸ばして体を軽く前傾させ、

風の力だけで上体を支える。

あ゛ートブ~トんでっちゃうヨー!

あひぃ。

なんてアタマ悪い事言っちゃうくらい気持ち良かったりもする。

・・・風になるってのはまんざらウソでもないんですよ。

夏の深夜にテクノ聴きながらレインボー。

テクノDEレインボーですよ。

そりゃ気持ちイイに決まってるさね。

堪りませんてマジ。

やっぱ夏の深夜の空いてる首都高はイイね。

願わくばもう少し肺活量の大きい馬が欲しい所かな。


じすぺけほすぃ・・・。