<font color="778899">VS白黒ニューハーフ</font> | ◆クモノイト◆

<font color="778899">VS白黒ニューハーフ</font>

そろそろ本気出して行きましょうか。


つい最近の事。

いつもの様に弁当配達。

俺は配達先のとあるマンションへと向かっていた。
最近同僚達の間で噂になっている、
「全裸ニューハーフ二人組」が住むマンションへと・・・。
つい最近から話題になりだしたこの二人、当初は女だと思われてたのだが、
次々と続く同僚達の目撃証言を検証していくうちに、ニューハーフだという事が判明。

配達に行った人にもれなく全裸を見せるというサービスをしてくるのが特徴らしい。

しかも外人。国籍はおそらく東南アジア、タイかフィリピンあたりか?との事。
片方は色黒でややゴツめのニューハーフというかメスゴリラ。
もう片方は色白で割とキレイめ。でも目がヤバいらしい。
とまぁ大方の情報は仕込んでおいたので、
絡まれても軽くあしらったるわぐらいな気持ちで余裕ブッこいて向かったのですが・・・。


部屋の前に着き、やや緊張しながらも、

いつもどおりの手順を脳内シミュレートしながらチャイムを鳴らす。
ドアを開けて出てきたのはメスゴリラ。っと今日は服着てるらしいね。
ん~言う程酷くはないが、カテゴリー的には全然男だなその顔。
ってか背高ぇよ、180あんだろ?しかもゴツ過ぎだってお前。
そして彼(彼女とは呼ばぬ)は俺の顔をジロジロ見ながら、「さぁ入ってさぁ入って」を連発してきた。
オイオイナメんなよ?!得体の知れない白黒ニューハーフコンビ宅なんぞ上がるかボケが。
テキトーに苦笑いで流し、玄関からは一歩も動かずモノ置いてさっさと金貰って帰り・・・オイ、
どこ触ってんだゴリ。
勝手に俺の息子を触るでな・・・オイ!俺の頬を優しく撫でるなメスゴリラ。

こっちは手が塞がってんだよ、ガードできねぇだろが。
俺の息子を触る度に「ダイジョブ?ダイジョブ?」って、溜まってる?平気?って意味か?
余計なお世話だコラ。
ってかお前の頭が大丈夫か?
オ~イオイオイ、ボディータッチ有りなんて聞いてませんよ~?想定の範囲外ですよ?
皆黙ってやがりましたか?軽い罠ですか?

いかん、動揺してきた。
と、黒いのから視線を外し部屋の奥へ目をやると、白い方が座りながら俺をジーッと見てる・・・。
う、確かにこっちは見た目は女に見えるけど、目がイッてる・・・。
オイオイオイオイ、ちょっとコワいんですけどこの状況ー。
軽ーく身の危険感じますよマジで。
白と黒、マッチョとスレンダー、ゴリとキレイ、動と静・・・。
なんかイイカンジで均衡取れてるなぁこの二人、絵的におもしろいなぁ・・・、

なんて関心してる場合じゃねぇよ!
なおも執拗に続くセガレタッチ&頬撫で攻撃に耐えながら、

なんとか最終段階のお釣り渡しまで辿り・・・オイ、
なんで手首掴んで引っ張るんだよキチ○ガイメスゴリラ。
「こっち来てぇ」って、

行かねぇよ!!

掴む手を解こうにも力は向こうが上。

片手には配達用のバッグやらしまいかけの財布やらが。

なんか物理的に極められてる俺?

上へ上げれず使えない塞がった右手、体重は前に出した左足に乗り、

左手を前に伸ばした状態で摑まれてる。

なんか物理的サブミッション極められてますねコレは・・・、

って感心してる場合じゃない。
ヤバイ、地味にヤバイぞこの状況は。
軽くキレるしかないかコレは・・・と思った瞬間、
後ろの白いのが、「オにいサァ~ン、みテェ」と。


・・・あぁ解ってるよ、お前の工事済みのアソコを俺に見せるんだろ?
他のやつ等に見せた様にさ。
ワンパターンなんだよ、ボケが。
それは想定の範囲内なんだよ。
ゴリの力技にやや押され気味だった俺だが、ここで再び冷静さを取り戻す。
そして白いのと目を合わせた瞬間、ヤツはワンピースを捲り、自慢の工事済み物件を俺に見せ付けた。

・・・オイオイ、俺がその程度で興奮すると思ってんのか?
更に「ドォ?オニィさぁん?」と何度も見せ付けてくる。

・・・フッ、君の負けだよ白いの。
君は日本人の国民性、性の趣向を解っていない。
露骨なエロスの表現より、もどかしさや奥ゆかしきエロスを好む日本男子には、
そのような安っぽい低レベルなエロス表現技法は通用しねーんだよ。
家に居る時はBGVに洋モノハードコアを流しっぱな俺(!)に、
スカート捲ってその中途半端なマ○コモドキ見せたぐらいで勝った気でいるなボケ。
テメェがその中途半端なマ○コモドキに黒いヤツの頭入れて、

スカルファックするぐらいのパフォーマンスしねぇと、
拍手の一つもする気になんねぇんだよボケが!!
このボケがぁッ!!!

自慢気に見せ付けるヤツに向かって俺は、
冷めた目で見つめながら唇を片方だけ上げて、鼻で「フンッ」と笑い一言、
「グッド」
左手でバッチリマークしながらね。
予想外の反応にショックを受けたのか、白いのは頬を膨らましながら奥へ消えて行きましたヨ。
けけけ。

メスゴリもそれを見て何やら諦めたらしく、
「マタね、バァイバイ!」といってウィンクして、やっと手を離して帰してくれました。
俺も「また来るよ」なんて返してみたり。

ん~、黒のパワー攻撃には押されたものの、白には完勝。(俺の中で)


やや疲れた顔をして店に戻り、その件をすでに行った事のある同僚に話すと、

彼はニヤリと笑ってこう言った。

「ボクも同じ事されましたよ」


教えろよ!!


行く前に色々聞いたじゃねぇか!


・・・今回の経験を得て、またひとつおりこうさんになった気がします。


人間ってコワイね・・・。

(´д`)


今夜はgalaxy2galaxyのベストで逝きます・・・。

ひ、光が、見える・・・。